仕事のモチベーションを上げる方法【内発的動機に着目する】

モチベーションの上げ方

今回は、「仕事のモチベーションを上げる方法」についてお話ししていきます。

 

この記事はこのような人に読んで欲しいです。

  • 仕事のモチベーションが上がらない人
  • モチベーションを上げたい人

 

どんだけ頑張っても、仕事のモチベーションが上がらない時ってありますよね?

仕事内容に関わらず、このようなことは誰しも経験があると思います。

 

モチベーションは仕事のパフォーマンスに深く関わってくるので、モチベーションは高いに越したことはないですよね。

 

この記事では、モチベーションの理解度を深めつつ、モチベーションの上げ方について紹介していきます。

 

 

モチベーションとは何か

まずは「モチベーションとは何か」について話していきます。

 

2通りのモチベーションがある

実は、モチベーションと言っても、一概には言えない部分があります。

モチベーションには、「内発的動機」と「外発的動機」の2つに分かれているのです。

 

まずは、それぞれについて説明していきます。

 

内発的動機

内発的動機とは、「知的好奇心や仕事の面白さが原動力になる動機」を指します。

 

内発的動機の例を挙げてみます。

  • 大規模プロジェクトで働きたくて、大企業に就職した
  • 人命を助けたくて、医者になった

 

つまり、報酬や他者からの尊敬によって、動機づけられているわけではなく、「楽しそうだから働きたい」などで動機づけられていることを言います。

 

外発的動機

外発的動機とは、「報酬や他社からの尊敬が原動力になる動機」を指します。

 

外発的動機の例を挙げてみます。

  • 人に褒められたいから、大企業に就職した
  • 給料が高くて、医者になった

 

つまり、外部からの刺激によって、動機づけられているということです。

 

モチベーションを上げたいなら、内発的動機に着目しよう

今から、その理由について説明していきます。

 

内発的動機は自分次第でコントロールできる

内発的動機のメリットとして、「自分でコントロールできる」ということです。

自分の行動や心構え次第で、内発的動機をコントロールできるのです。

 

「仕事が楽しい」と思う気持ちや「精一杯頑張ろう」と思う気持ちは自分でコントロール可能です。

 

もちろん、コントロールすることは難しいですが、やり方さえわかっていれば、確実にモチベーションを上げることが出来ます。

 

外発的動機に期待していると、裏切られる可能性がある

外発的動機のデメリットは、自分ではコントロールできないため、裏切られるリスクがあるということです。

 

何を言っているかというと、「報酬」や「評価」などは、その時々で変わります。

そして、それらは自分の努力とは関係なしに、下がることがあります。

 

報酬を例に挙げると、「自分は頑張っていたが、会社全体の業績が悪かったため、給料が下がった」

評価を例に挙げると、「自分は成果を出したが、上司とは仲が悪く、よくない評価を与えられた」

 

このようなことは、よく起きることです。

 

そして、一番怖いことが、自分ではコントロールできないということです。

そのため、外発的動機だけで働いていると、モチベーションが上がらない場合が考えられます。

 

モチベーションの上げ方

内発的動機を仕事のモチベーションにすることの重要性が理解いただけたと思います。

なので、次に内発的動機に着目して、モチベーションの上げ方を紹介していきます。

 

目標を立てる

まずは、目標を立てることをオススメします。

目標を立てると、人間はそれに向かって進んで努力することが出来ます。

 

そのため、モチベーションを上げるのに役立つと言えるでしょう。

まずは、「短期的目標」と「長期的目標」に分けて、目標を立てると、イメージしやすいです。

 

短期的目標

短期的目標を立てることで、小さな達成感を得ることができます。

 

例えば・・・

  • 今週は、定時に仕事を終わらせるようにする

 

このような目標を立てたとしましょう。

 

目的を定める:自ら「どうしたら定時に帰れるようになるか」を考えるでしょう。

計画を立てる:定時に帰れるようなスケジュールを立てるようになります。

実行する:「効率的に仕事を終わらせるやり方」を実行します。

 

自らが目的を定め、計画を立てて、実行することで「自己決定感」が刺激され、内発的動機を得やすいと言われています。

 

長期的目標

次に、長期的目標も立てておきましょう。

短期的目標では、マンネリ化になりやすく、モチベーション維持が難しくなってしまいます。

 

そのため、1年後にどうなっていたいかを考えましょう。

 

例を挙げるとこんな感じです。

 

  • 1年間で残業時間を100時間に抑える

 

1年間で残業時間を100時間に抑えるためには、1ヶ月ごとにどれだけの残業できるかも考える必要があります。

 

そうするに、長期的目標を立てると、自然と短期的目標を立てられます。

 

そして、1年間に残業時間を100時間に抑えられたならば、達成感を得られるので、内発的動機が働いて、モチベーションが上がるのです。

 

ポジティブなコミュニケーションをとる

ただのコミュニケーションではありません。

ポジティブ」なコミュニケーションです。

 

なぜポジティブでなくてはいけないかというと、「お互いを褒め合うこと」によって、「自己肯定感」が高められるので、モチベーションが上がりやすくなります。

 

逆に、ネガティブなコミュニケーションをとることで、モチベーションが下がることはイメージしやすいですよね。

 

つまり、どんどんポジティブなコミュニケーションをとり、仕事のモチベーションを高め合いましょう。

 

どうしてもモチベーションが上がらない時は・・・

これまでで、モチベーションの上げ方について説明してきました。

しかし、「この方法ではモチベーションが上がらなかった」という人に向けて、アドバイスをしたいと思います。

 

仕事内容自体に興味がない時は・・・

そもそも今の業種自体に興味がなく、モチベーションが上がらないという方もいるでしょう。

その時は、仕事内容を変えましょう!!

 

どんなに、自己決定感や自己肯定感を刺激されても、仕事内容自体に興味がなければ、効果は薄いです。

そのため、仕事内容を変えることをオススメします。

 

具体的な行動としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 他部署に異動願いを出す

 

他部署に異動することが一番リスクがない方法です。

待遇や福利厚生はそのままで、仕事内容だけ変えてもらうことが一番良いでしょう。

 

もちろん、思い切って転職もアリですが、待遇や職場の雰囲気などが合わない場合もありますので、よく吟味する必要があります。

 

人間関係が悪い時は・・・

人間関係が悪い場合、モチベーションが上がりづらいため、あまりにひどい時には、転職も視野に入れましょう。

 

すぐに怒る上司がそばにいることで、「有能感」や「自己肯定感」が阻害されるので、モチベーションが上がりづらいです。

 

もちろん、全社的に人間関係が悪いことは稀ですが、同じ会社で働きたくないと思っているのであれば、心機一転して転職することをオススメします。

 

まとめ

今回は、「仕事のモチベーションを上げる方法」についてお話ししました。

モチベーションを上げる方法として、内発的動機に着目しましたね。

 

そして、具体的にモチベーションを上げる方法は以下の通りです。

  • 目標を立てる
  • ポジティブなコミュニケーションをとる

 

これらは簡単に感じますが、非常に難しいことです。

しかし、2つのことを実行すれば、モチベーションを上げることができます!

 

ですが、それでもモチベーションが上がらない場合は、以下のような行動をしましょう。

  • 仕事内容に興味がない場合は、異動願いを出そう!
  • 人間関係が悪い場合は、転職しよう!

 

みなさんもモチベーションが上がらない場合には、参考にしてみてください。