今回は、「第二新卒の面接でよく聞かれることとは?」と言うテーマでお話しします。
この記事は、このような人に読んで欲しいです。
・面接が苦手であり、対策方法を教えて欲しい。
・よく質問される質問を知りたい。
第二新卒の場合、転職活動が初めてと言う人がほとんどだと思います。面接が苦手な人は、不安に感じるでしょう。
しかし、面接でよく聞かれる質問を把握し、質問する意図を理解することで、面接を突破することができます。
この記事では、面接が苦手な人でも、面接を突破できる対処法をお話しします。
目次
採用担当が面接で知りたいこと
まずは、採用担当が面接で知りたいことを把握する必要があります。
[box05 title=”採用担当が面接で知りたいこと”] ・社会人に必要なスキルが身についているか?・転職先でも早期退職しないか?
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社会人に必要なスキルが身についているか?
第二新卒では、「最低限のビジネスマナー」が身についているかを見られます。
面接時に、以下のようなことを意識する必要があります。
・コミュニケーション能力
・正しい言葉遣い(尊敬語や謙譲語)
・挨拶や入退室でのマナー
どれも難しいことではありません。若干忘れている方は、復習してから面接に臨みましょう!
転職先でも早期退職をしないか?
採用担当者は、「また3年以内に退職するのでは?」と不安に思っています。そのため、面接では、転職後は長く働き続けられる理由を説明する必要があります。
ポイントとしては、以下のことを意識すると良いでしょう。
・ポジティブな退職理由を言う。
・志望動機をしっかり詰める。
つまり、「なぜ辞めたのか?」と「なぜこの会社を志望したのか?」を明確にすることです。それらをしっかり説明できれば、早期退職の不安を解消できます。
第二新卒の面接でよく聞かれる質問とは?
次に、第二新卒の面接でよく聞かれる質問と正しい答え方についてお話ししていきます。
[box05 title=”第二新卒の面接でよく聞かれる質問”] ・当社を志望する動機を教えてください。・退職理由を教えてください。
・前職では何をされていたのか教えてください。
・自分の長所・短所を教えてください。
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当社を志望する動機を教えてください。
第二新卒だけでなく、新卒や中途採用でも必ず聞かれる質問ですので、しっかり対策しましょう。
志望動機を言うときに意識することは以下のとおりです。
・なぜこの業界を選んだのか。
・なぜ競合他社の中から、この会社を選んだのか。
・前職での経験を踏まえて説明する。
以上のポイントを抑えることで、採用担当者に響く志望動機になるでしょう。
退職理由を教えてください。
退職理由についてもしっかり対策する必要があります。第二新卒は、新卒3年以内で辞めたこともあり、採用担当者は退職理由について知りたがっているでしょう。
以下のようなことを意識しましょう。
・前向きな退職理由を言う。
・前職の悪口を言わない。
・転職後にすぐ辞めない根拠を示す。
採用担当者は、「転職後にすぐに辞めないか?」と不安になっています。そのため、その不安を解消する受け答えができれば、転職を成功する可能性は高まるでしょう。
前職では何をされていたか教えてください。
前職で何をしてきたかも必ず聞かれるため、しっかり答えられるように準備しておきましょう。
前職の説明をするときには、以下のようなことを意識しましょう。
・専門用語を多用しない。
・簡潔に話す。
・実績をアピールしたいときは、具体的な数字を話す。
面接官が、あなたの前職の仕事内容が詳しいとは限りません。そのため、専門用語を多用せずに簡潔に話しましょう。また、実績をアピールするときには、面接官がイメージしやすいように具体的な数字を話しましょう。
自分の長所・短所を教えてください。
長所・短所についても、対策することがあるので、しっかり覚えておきましょう。
自分の長所を教えてください。
長所については、仕事に関連したことを話した方が良いです。しかし、第二新卒の場合、誇れるような実績を持っていない人がほとんどだと思います。
そのため、第二新卒ならでは長所をアピールしましょう。
・学習意欲・働く意欲が高いこと
・若いので、体力には自信があること
・新しい環境でもすぐに適応すること
無理に、仕事の実績を絞り出すよりは、若さをウリにした方が印象が良い場合もあります。
自分の短所を教えてください。
短所については、「改善が可能な短所」を話すと良いでしょう。
具体的な例をあげます。
・1つの仕事に熱中し過ぎて、周りが見えなくなること
・ミスを気にし過ぎて、仕事が遅くなってしまうこと
以上のことは、「改善しやすく、割と長所にも見える」ため、採用担当者の印象が良いです。
逆に悪い例についても挙げておきます。
・少し飽きっぽいところがあること
・自分が納得しないと行動しないこと
第二新卒は、「早期退職してしまう」と言う不安があります。そのため、「飽きっぽい」や「行動しない」などの早期退職を連想させることを言うのはオススメできません。
面接を通過する上で大切なこと
面接を通過する上で大切なことをお話しします。
[box05 title=”面接を通過する上で大切なこと”] ・意見に一貫性を持たせる。・転職エージェントと模擬面接を行う。
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一貫性を持たせる
「志望動機」と「退職理由」に一貫性を持たせると、より説得力が増します。
例を用いて説明します。
私は、IT業界でプログラマをしていました。しかし、AIの普及に伴い、プログラマの仕事が奪われると危惧したため、AIに仕事を奪われにくい仕事であるITコンサルタントを志望しました。
転職エージェントと模擬面接を行う
転職エージェントに頼めば、「模擬面接」を行ってくれることがあります。そのため、積極的に活用しましょう。
面接は、技術も大切ですが、一番大切なのは「慣れ」です。慣れていなければ、100%の力を発揮することができません。
1人で練習するのも良いですが、実際の面接に近いシチュエーションで練習した方が効果はあります。
第二新卒の転職するメリット・デメリット
次に、第二新卒で転職するメリット・デメリットについて理解しましょう。
第二新卒で転職するメリット
第二新卒で転職するメリットは、以下の通りです。
[box05 title=”第二新卒で転職するメリット”] ・第二新卒の需要が高い・能力よりポテンシャルが評価される
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第二新卒の需要が高い
最近では、第二新卒の需要が高くなっていますので、転職に成功する可能性は高いです。業界によっては、新卒で入社するよりも簡単に転職できる会社もあるくらいです。
なぜ会社が第二新卒を欲しているかと言うと、以下のようなメリットがあるからです。
【会社側のメリット】
・ビジネスマナーが身についているため、研修コストがかからなくて済む。
・社会人経験があるため、転職後のギャップが少ない。
会社側としても多くのメリットがあるため、第二新卒の需要が高いのです。
能力よりポテンシャルが評価される
第二新卒での転職は、能力よりもポテンシャルが評価されます。そのため、未経験でも転職が可能です。
「新卒で入った業界が向いていなかった」と言う悩みも解決できますよ。
【会社側が求める第二新卒のポテンシャル】
・謙虚な姿勢で働くことができる。
・学習意欲・就業意欲がある。
・環境適応能力がある
以上、3つの能力があれば、会社から評価されやすくなります。
第二新卒で転職するデメリット
第二新卒で転職するデメリットは、以下の通りです。
[box05 title=”第二新卒で転職するデメリット”] ・忍耐力がないと思われる・業務経験をアピールできない
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忍耐力がないと思われる
新卒で入った会社を1年以内で辞めたわけですから、「忍耐力がない」と思われるのは、しょうがないことです。
しかし、ポジティブな退職理由を説明することで、その誤解は解消することができます。
【ポジティブな退職理由】
・前職の仕事よりもやりたい仕事が見つかったため
・前職のスキルを活かして、仕事の幅を広げたかったから
逆に、「辛い」や「給料が低かった」などのネガティブな退職理由は控えましょう。
業務経験をアピールできない
業務経験が1年未満なので、専門スキルなどでアピールすることは難しいでしょう。
しかし、会社側も第二新卒に専門スキルを求めておらず、どちらかと言うと「ポテンシャル」を重視する傾向にあるので、心配しなくても大丈夫です。
第二新卒が転職を成功させる方法
第二新卒が転職を成功させる方法を紹介します。
[box05 title=”転職を成功させる方法”] ・業界・業種に合わせた転職ノウハウを取り入れる・業界に特化した転職エージェントを活用する
[/box05]
業界・業種に合わせた転職ノウハウを取り入れる
業界・業種によって、転職ノウハウは異なります。そのため、それぞれに最適な転職方法を取り入れる必要があります。
業界・業種別に転職ノウハウをまとめたので、参考にしてみてください。
業界・業種 | 業界・業種別転職ノウハウ |
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コンサル | 第二新卒からコンサル業界に転職する方法を解説【年収アップも可能】 |
広告代理店 | 第二新卒から広告代理店に転職する方法【他業種でもOK】 |
商社 | 第二新卒が商社に転職する方法【第二新卒の枠は少ない】 |
営業職 | 第二新卒で営業職に転職する方法を紹介【未経験OK】 |
銀行 | 第二新卒で銀行に転職する方法を紹介【未経験でもOK】 |
Webマーケティング | 第二新卒が未経験でもWebマーケティング職に転職できる方法 |
ゲーム | 第二新卒でゲーム業界に転職する方法【未経験でも転職可能】 |
グラフィックデザイナー | 第二新卒からグラフィックデザイナーに転職する方法【未経験でも可能】 |
データサイエンティスト | 第二新卒でデータサイエンティストに転職する方法【未経験OK】 |
経理 | 第二新卒が経理への転職を成功させる方法【未経験でもOKです】 |
看護師 | 第二新卒でも看護師の転職は可能なのか?【全然問題なし!】 |
薬剤師 | 薬剤師が第二新卒で転職に成功する方法【不利になるのか?】 |
保育士 | 第二新卒の保育士は転職で有利?【転職を成功させるコツを紹介】 |
介護士 | 第二新卒でも介護業界へ転職する方法を紹介【未経験でもOK】 |
公務員 | 第二新卒から公務員に転職する方法【市役所職員にヒアリング済】 |
正しい転職方法を行うことで、ライバルよりも有利に転職を進めることができるので、是非取り入れてみてください。
業界に特化した転職エージェントを活用する
転職エージェントには、「総合型」と「特化型」の2つがあります。
多くの人は、圧倒的な求人数を誇る「総合型」を選びがちですが、「特化型」も活用すると、転職成功率がグッと上がります。
もっと言うと、「総合型」と「特化型」を使い分けることがおすすめです。
総合型:求人数が多いので、条件に合った求人を探すために活用する。
特化型:転職エージェントが業界に精通しているので、転職アドバイスをもらうために活用する。
どちらにもメリットがあるため、うまく使い分けましょう!
まとめ
今回は、「第二新卒の面接でよく聞かれることとは?」と言うテーマでお話ししました。
要点をまとめると、以下の通りです。
・質問の意図を理解して、質問に答えましょう
・意見に一貫性を持たせて話そう
・転職エージェントを活用して、有利に転職活動を進めよう
以上のことを抑えて、転職を成功させましょう!