今回は、「第二新卒でデータサイエンティストに転職する方法」についてお話ししていきます。
この記事は、このような人に読んで欲しいです。
- 第二新卒からデータサイエンティストに転職したい人
- 未経験でもデータサイエンティストに転職できるか不安な人
今では、「データドリブン」(データによる意思決定)の時代であり、データサイエンティストが重宝される時代になってきました。
実際に、転職市場でもデータサイエンティストの求人は多く存在しています。しかし、経験者が少ないことから、人手不足が生じています。
この記事を読んでいる方でも、データサイエンティストの経験がない人が多いと思います。しかし、今注目されている職業であるため、転職したい気持ちもわかります。
そのため、この記事では、第二新卒・未経験でもデータサイエンティストに転職する方法を紹介します。
目次
データサイエンティストを理解しよう
まずは、データサイエンティストについて理解しましょう。
[box05 title=”抑えておくポイント”]・データサイエンティストが活躍業界
・データサイエンティストが使うプログラミング言語
それぞれ説明していきます。
データサイエンティストが活躍する業界
データサイエンティストが活躍する業界は、主に4つの職種が存在します。
[box05 title=”データサイエンティストが活躍する業界”] ・IT業界・広告業界
・コンサル業界
[/box05]
IT業界
IT業界でデータサイエンティストが活躍しています。未経験からデータサイエンティストに転職するなら、IT業界へ転職するのが王道です。
私が在籍していたIT企業でも同様に、データサイエンティスト専門の部署があり、他社からのデータ分析依頼などを行っていました。もちろん、中小企業ではデータサイエンティストの部署はそこまで多くないと思います。
また、「ブレインパッド」や「マクロミル」のようなデータサイエンスを主に扱っている会社もあるので、チェックしてみてください。
広告業界
広告業界にもデータサイエンティストが活躍できる場があります。
大手の広告代理店ですと、「マーケティング」という部署があります。主な業務内容は広告の効果測定や市場調査を行っており、その際にデータ分析を扱います。
広告代理店のマーケティングは、花形部署でもあり、競争率が高いため、キャリア採用が多いです。
コンサル業界
コンサル業界でも、データ分析を使う場面が多いと聞きます。
コンサル業界の場合、データ分析の専門部署を設置しているというよりも、コンサルタントがコンサル業務の延長線上で、データ分析を行うことがあります。
そのため、コンサル業界でデータ分析をする場合には、データ分析スキルだけでなく、論理的思考力や企画提案スキルなども必要なため、ハードルは高いです。
待遇は高水準な業界ですが、それだけ求められるスキルも高いです。そのため、未経験にはオススメできません。
データサイエンティストが使うプログラミング言語
[box05 title=”データサイエンティストが活用するプログラミング言語”] ・Python・R
・SQL
[/box05]
Python
データ分析を行うプログラミング言語の中で、有名な言語といえば、「Python」でしょう。
「Python」のメリットとしては、「コードが読みやすく、初心者にも理解しやすい」ことです。そのため、未経験でデータサイエンティストになりたい方は、まずはPythonから勉強すると良いでしょう。
デメリットを挙げるとするなら、実行速度が遅いことです。そのため、処理速度が求められる高度な分析には不向きです。
R
「R」も、Pythonの次に有名なプログラミング言語になっています。統計解析に特化したコードであり、オープンソースも充実しているため、使いやすい言語です。
ただし、データ分析に特化しているため、他の用途で使用するには不向きな言語となっています。
SQL
SQLは主にデータベースの定義をしたり、管理をしたりするために使われている言語です。データ分析で使用するデータを加工する時に用いられます。
データサイエンティストになるのに、必須な言語とは言えませんが、習得しておくと便利な言語であることは間違いありません。
求める人材になる
データサイエンティストに求められる人材は、以下のとおりです。
・プログラミングスキル
・ビジネススキ
プログラミングスキル
データ分析をする上で重要なことは、「Python」や「R」が使用できることです。
そのため、プログラミングスキルは必須となります。
もちろん、「SPSS」と言ったプログラミング言語を理解していなくても、使用できるデータ分析ソフトがあります。しかし、プログラミングを理解していないと、中身がブラックボックス化してしまうので、非常に危険な状況に陥ってしまいます。
そのため、何を使うにしてもプログラミングスキルは必要です。
ビジネススキル
データサイエンティストは、データ分析を行うだけではありません。
データ分析の結果から企画提案を行なったり、業務改善施策を講じたりとビジネススキルも必要になってきます。
もちろん、IT業界ではデータ分析要因と企画提案要員で分かれている場合もありますが、どちらもできると市場価値が上がるでしょう。
データサイエンティストに転職する方法
基本的に、データサイエンティストの転職はそこまで難しくはありません。しかし、舐めてかかると痛い目に合うので、しっかり対策をしておきましょう。
具体的な方法は以下のとおりです。
- 志望動機を詰める
- 履歴書をしっかり書く
- 転職エージェントに相談する
志望動機を詰める
志望動機を詰める上で、意識して欲しいことが2点あります。
・なぜデータサイエンティストに転職しようと思ったのか?
・なぜ競合他社の中からこの会社を志望したのか?
逆に、これらを完璧に答えることができれば、転職の成功率はグッと高まります。
また、第二新卒での転職の場合、退職理由についても詰められることがあるため、対策しておきましょう。
履歴書をちゃんと書く
面接をするためには、履歴書の書類審査を突破するしかありません。そのため、しっかり書く必要があるでしょう。
以下のことを意識して履歴書を書きましょう。
・未経験の場合は、前職の経験を活かせることをアピールする。
・履歴書を使い回さない。
・履歴書の見栄えも気にしよう。
以上のことを抑えて、採用担当者に良い印象を与える履歴書を作成しましょう。
転職エージェントに相談する
第二新卒の場合、転職活動が1回目であったり、データサイエンティストへの転職が不安だったりするので、転職エージェントに相談しましょう。
相談することは、事前に決めておきましょう。
・今のデータサイエンティストの転職事情はどうなのか?
・転職を成功させるために、何をしたら良いのか?
データサイエンティストに転職しやすい時期や転職しやすい会社を聞いておくと、有利になることがあります。また、自分に足りないスキルを聞いておきましょう。そして、足りないスキルを補いましょう。
第二新卒におすすめの転職エージェントは、以下の記事に詳しく記載しています。
>>第二新卒向け転職サイト・転職エージェントを紹介【他業種転職OK】
第二新卒とデータサイエンティストは相性が良い
実は、第二新卒とデータサイエンティストは相性が良いです。そのため、転職は可能です。
データサイエンティストの特徴は、以下の通りです。
・若手のデータサイエンティストが少ない
・柔軟な発想を持った人材を求めている
データサイエンティストという職業が注目され始めたのは、ここ最近のことであり、若手のデータサイエンティストは非常に少ないです。そのため、第二新卒からでも転職しやすくなっています。
また、データ分析は、様々な観点からデータを見る必要があるため、柔軟な発想が求められます。なので、第二新卒のような若手が重宝されます。
未経験でもOK
第二新卒や20代での転職ならば、未経験でも歓迎されています。
採用において、スキルよりもポテンシャルを重視する傾向にあるので、未経験でも転職しやすい業界になっています。
もちろん、基礎的な知識や簡単なプログラミングスキルは持っておいた方が良いですが、未経験でも問題ないでしょう。
いきなり「広告代理店」や「コンサル業界」に転職するのではなく、データサイエンス専門のIT企業で経験を積んでからの方が成長できるのでおすすめです。
興味を持ち始めた方は、データサイエンティストに挑戦してみてはいかがでしょうか!