今回は、「第二新卒の転職で給与交渉ができるの?」というテーマでお話ししていきます。
この記事は、このような人に読んで欲しいです。
- 第二新卒の転職だから、年収アップは難しいと思っている人
- 給与交渉は採用担当者への印象が悪いと思っている人
第二新卒は、だいたい22歳〜27歳の若手社員が該当します。「第二新卒の転職に給与交渉なんてできるのか?」と疑問に思いますよね。
結論として、給与交渉しても良いです。しかし、方法を間違えれば、採用自体を逃す恐れがあるので、正しい方法を行う必要があります。
この記事では、給与交渉の正しい方法について解説していきます。
転職時の給与交渉を成功させる方法
まずは、転職時の給与交渉を成功させる方法を解説します。
手順は3つです。
- 自分のアピールポイントを分析する
- 転職エージェントと面談する
- 転職エージェントに給与交渉してもらう
それぞれ解説します。
自分のアピールポイントを分析する
最初に自分のアピールポイントを分析しましょう。
思いつかない場合は、以下のような観点で考えてみてください。
- 学生時代に学んだこと
- 前職での実績
- 資格取得や社外活動
その中でも一番アピールできることが「前職での実績」です。実際に働いているわけですから、転職時には説得力があります。
とはいえ、第二新卒の場合は、入社1年目〜3年目までの方が多いため、そんなに経験があるわけでもないでしょう。その場合は、資格取得や社外活動などをアピールすると良いでしょう。
転職エージェントと面談を行う
次に、転職エージェントと面談を行い、自分の希望給与額とアピールポイントを伝えます。
それの情報をもとに、転職エージェントが有益なアドバイスをしてくれます。
具体的には、こんな内容です。
- 希望給与額と能力が釣り合っているかを教えてくれる。
- 自分では気づかなかった強みを教えてくれる。
- オススメの会社を紹介してもらえる。
そのアドバイスをもとに、また自分でいろいろ考えてみると良いでしょう。
転職エージェントに給与交渉してもらう
第二新卒の場合、初めての転職である方が多いでしょう。自ら転職先の採用担当者と給与交渉を行うのは、ハードルが高すぎます。
なので、転職エージェントに給与交渉してもらうのが一番確実でリスクがない方法です。
転職エージェントは、転職のプロであるため、給与の相場や交渉のノウハウにも精通しています。そのため、自ら行うよりも成功率は高いでしょう。
転職エージェント側にもメリットがある
転職の給与交渉を行うことは、エージェント側にもメリットがあります。
どんなメリットかというと、以下の通りです。
採用者の年収に応じて、エージェントの業績が上がる。
採用者が転職時の年収が高いほど、エージェントの業績が上がるため、給与交渉に尽力してくれるでしょう。もちろん、業績とは関係なく、頑張ってくれるエージェントもいますが、メリットが明確な方が安心できますよね。
第二新卒におすすめの転職エージェントは、以下の記事に詳しく記載しています。
>>第二新卒向け転職サイト・転職エージェントを紹介【他業種転職OK】
給与交渉でやってはいけないこと
次に、給与交渉を行う上で、やってはいけないことについて解説していきます。
具体的には、このようなことです。
- 面接時に直接給与交渉する
- 転職エージェントのアドバイスを聞かない
まとめると、「自分の判断だけで行動することが危険」だということです。
面接時に直接給与交渉をする
面接時、採用担当者に直接給与交渉することは避けた方が良いです。なぜなら、採用されにくくなってしまうからです。
そもそも第二新卒の転職で、面接時に給与交渉が成功することは本当に稀です。むしろ、自分の能力と釣り合わない給与を提示してしまうと、採用担当者からの印象が悪くなってしまいます。
そのため、直接給与交渉をすることはオススメしません。
転職エージェントのアドバイスを聞かない
転職エージェントのアドバイスと聞かずに、1人で給与交渉をしてしまうと、話がこじれる場合があります。
そのため、転職エージェントのアドバイスを聞くようにしましょう。エージェントは、転職のプロであり、契約実績もノウハウもあるので、安心してください。
もちろん、エージェントとの相性が悪い場合があるので、その時はエージェントを変更してもらうと良いでしょう。
入社後でも給与交渉は可能です
転職時に、希望の給与額が提示されなかったとしても、大丈夫です。
1年に一回給与の査定をして、給与を決める会社があります。そのため、入社後でも給与交渉は可能です。あまり、給与にこだわり過ぎるのは、オススメしませんが、どうしてもという方は、入社後に給与交渉してみてください。
ただ、給与交渉する際には、自分の成長をアピールする必要があります。
給与交渉を成功させるための方法は以下の通りです。
- 資格を取得する
- 目に見える成果をあげる
資格を取得する
簡単な方法として、「資格取得」が挙げられます。資格取得の良いところが、客観的に能力が証明できるので、アピールしやすいです。
・「マイクロオフィススペシャリストを取得した」→客観的に証明できる。
・「WordとExcelとPower Pointに自信がある」→主観的になっている。
どちらもオフィス製品を扱えるアピールをしていますが、資格を取得した意見の方が説得力がありますよね。そのため資格取得はオススメなのです。
目に見える成果をあげる
仕事中に成果をあげることで、給与交渉に成功することができます。しかし、普通の成果ではなく、目に見える成果です。
・「前年度と比べて、契約件数を2割増やしました。」→目に見える成果
・「お客さんに満足させる接客を行った」→抽象的でどのくらいすごいのかわからない
なので、営業職など目に見える成果を上げやすい職業では有効です。しかし、システムエンジニアや事務職などは、目に見える成果をあげにくいので、注意しましょう。