今回は、「第二新卒でも介護業界へ転職する方法」というテーマでお話ししていきます。
この記事は、このような人に読んで欲しいです。
・第二新卒でも介護業界に転職できるか不安な人
・未経験でも介護業界に転職できるのか知りたい人
介護業界は人の役に立てる素晴らしい職業ですが、夜勤や力仕事が多いので、大変な職場であることは間違い無いです。介護業界は女性社会であり、人間関係が原因で、他の施設に転職したいという人も多いでしょう。
また、未経験から介護業界に転職したい人も多くいると思います。第二新卒は社会人経験も少ないので、未経験でも転職できるか不安ですよね。
この記事では、第二新卒・未経験でも介護業界に転職する方法を紹介します。
目次
介護業界の仕事内容
まず、介護業界の仕事内容を紹介していきます。
介護業界には3つの職種が存在します。
[box05 title=”介護業界の職種”] ・介護福祉士・介護助手
・ケアマネジャー
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介護福祉士
介護福祉士は、以下のような業務を行います。
[box05 title=”介護福祉士の仕事内容”] ・食事介助・入浴介助
・排泄介助
[/box05]
介護福祉士の仕事は、高齢者や障害者に対して、生活のサポートをする仕事です。主に身体介護の業務を行います。
介護助手
介護助手は、以下のような業務を行います。
[box05 title=”介護助手の仕事内容”] ・話し相手・片付け
・清掃
[/box05]
介護助手の仕事は、身体介護以外の業務を行います。介護福祉士が身体業務に専念できるために、サポートを行なっています。
ケアマネジャー
ケアマネジャーは、以下のような業務を行います。
[box05 title=”ケアマネジャーの仕事内容”] ・ケアプランの作成・要介護認定の支援
[/box05]
ケアマネジャーは、「ケアプランの作成」や「要介護認定の支援」を行います。
ケアマネジャーになるには、資格を取得する必要があります。しかし、資格取得の条件に、「介護福祉士の業務経験5年以上」が必要なので、簡単に取得できる資格ではありません。
離職を考える理由
介護業界未経験の方は、離職される理由を理解する必要があるでしょう。介護業界は、大変なことがたくさんあるため、少しでも転職後のギャップを埋めることが大切です。
[box05 title=”転職を考える理由”] ・精神的負担・身体的負担
・人間関係の悪化
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精神的負担
介護業界は他人の生活の支えになるような仕事であるため、当然プレッシャーがかかります。それに耐えきれずに辞めてしまう人が多いです。
新人の場合は、仕事が覚えきれず、ミスしてしまうこともあります。また他人と比べて仕事ができていないと指摘されることで気に病んでしまう人もいるでしょう。
真面目な人ほど精神的負担で自分を追い詰めてしまうことが多いです。「気軽に仕事をしよう!」とは言いませんが、あまり1人で抱えすぎず、周りに相談してみましょう。
仕事ができないと悩んでいる人には、以下の記事を読んで欲しいです。少しでも気が晴れたら嬉しいです。
>>社会人2年目なのに仕事ができない人へ。【第二新卒の強みを活かす】
身体的負担
特に新人のうちは、「夜勤」や「不規則なシフト」を組まれることが多いので、身体的負担が大きくなりがちです。そのため、離職してしまうパターンがあります。
また、介護業界は、思ったよりも重労働であるため、耐えきれずに離職してしまう人もいるでしょう。
人間関係の悪化
介護業界は、多くの場合が女性社会であるため、人間関係が複雑になりがちです。そのため、人間関係が悪化して、職場にいづらくなり離職してしまう人もいるでしょう。
また、人間関係は職員同士だけでなく、利用者との人間関係をうまく構築できずに辞めてしまう人もいます。
人間関係は自分だけでは解決できない問題なので、会社を辞めてしまう人の気持ちもわかります。
第二新卒を雇うメリット
第二新卒でも介護業界に転職することは可能です。その理由は4つ挙げられます。
[box05 title=”第二新卒を雇うメリット”] ・体力がある・環境適応能力がある
・新卒よりも離職率が低い
・ビジネスマナーが身についている
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体力がある
第二新卒は若い人材であるため、体力があることが評価されます。介護業務は「夜勤」や「不規則なシフト」が多いので、体力のある若い人材が欲しています。
そのため、体力に自信の無い方は、「夜勤のない施設」に転職するようにしましょう。
環境適応能力がある
若い職員の場合、仕事のやり方が確立していないため、新たな環境に適応する能力が高いです。
ベテラン介護士の場合は、スキルは高いですが、新しい環境に順応することが難しいので、若い介護士の方が雇いやすいのは事実です。
無駄なプライドを捨てて、謙虚な姿勢でいることができれば、第二新卒でも転職することは可能です。
新卒よりも離職率が低い
新卒よりも離職率が低いことがメリットだと言えます。前職で挫折経験をされているので、離職するリスクは低いでしょう。
また、自分がどの理由で離職するのかを理解しているので、すぐに離職する人は少ないと考えます。
また、新卒とあまり給料が変わらないことから、新卒を雇うよりも第二新卒を雇った方が、コスパが良いと考える人もいます。
ビジネスマナーが身についている
社会人経験をしているため、ビジネスマナーが身についているところもメリットの1つです。
新卒の場合、ビジネスマナー研修などで費用がかかるというデメリットもあるので、第二新卒は需要が高いです。
あまり、第二新卒だからと言って気に病む必要はありません。
第二新卒にオススメの介護施設
第二新卒にオススメの職場を紹介します。
[box05 title=”第二新卒にオススメの職場”] ・第二新卒歓迎・夜勤がない
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第二新卒歓迎
第二新卒を歓迎している職場はオススメです。新人への研修制度が充実している傾向があるからです。
面倒見も良いところが多いので、いきなりハードな部署に配属させずに、安定している部署で経験を積ませてくれます。
特に、障害の軽い利用者が多い施設がオススメです。
夜勤がない
身体的負担により、前職を離職された介護士の場合は、夜勤がない施設を選ぶと良いでしょう。
人それぞれ、得意不得意はあるため、自分の強みを活かせる職場を選ぶことをオススメします。体力に自信がなくても、介護士として十分に活躍されている方はいます。
そのため、自分にあった職場を探すことに注力してみてください。
第二新卒で介護業界に転職する方法
第二新卒で介護業界に転職する方法として、以下のような方法があります。
[box05 title=”第二新卒で介護業界に転職する方法”] ・求められる人物像になる・履歴書をちゃんと書く
・面接対策を徹底する
・転職エージェントに相談する
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求められる人物像になる
「第二新卒に求められる特徴」として、以下の要素があげられました。
[box05 title=”第二新卒に求められる特徴”] ・誠実であること・学習意欲が高いこと
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もちろん、すぐにこの2つを能力を身につけることは難しいと思います。しかし、履歴書や面接では、これらをアピールすると効果的です。
履歴書をちゃんと書く
面接をするためには、履歴書の書類審査を突破するしかありません。そのため、しっかり書く必要があるでしょう。
以下のことを意識して履歴書を書きましょう。
[box05 title=”履歴書の書き方”] ・履歴書を使い回さない。・履歴書の見栄えも気にしよう。
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以上のことを抑えて、採用担当者に良い印象を与える履歴書を作成しましょう。
面接対策を徹底する
書類審査に突破した後は、面接対策を行う必要があります。
第二新卒の面接の場合、あまり技術的なことは聞かれないでしょう。むしろ、これからどれだけ介護士として伸びるかという「ポテンシャル」を重視されます。
そのため、介護士としての素質をアピールしましょう。
[box05 title=”面接対策について”] ・謙虚な姿勢で受け答えをする。・志望度が高いことをアピールする。
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以上、2つを持っていることをアピールできれば、転職成功率は上がるでしょう。
転職エージェントに相談する
そして、転職エージェントに相談することが大切です。
転職エージェントは、転職のプロであり、転職について熟知しています。そのため、強い味方になってくれます。
転職エージェントには以下のようなことを相談すると良いでしょう。
[box05 title=”相談すること”]
・介護業界の転職事情を教えて欲しい。
・第二新卒で介護業界に転職するために、自分に足りない能力を教えて欲しい。
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また、転職エージェントは何を使えば良いかと聞かれますが、基本は「複数登録すること」が良いでしょう。また、その中でもメインで使うのは、介護業界に精通しているエージェントがいるところにしましょう。