今回は、「第二新卒から広告代理店に転職する方法」についてお話ししていきます。
この記事は、このような人に読んで欲しいです。
- 第二新卒から広告代理店に転職できるのか不安
- 未経験・他業種から転職する方法を知りたい
広告代理店は、とても人気な業界であり、花形の仕事だといえます。大手広告代理店だと、テレビCMの案件も扱っており、芸能人とも一緒に仕事をすることができます。
「そんだけ人気だと、第二新卒の未経験・他業種からの転職は難しいのでは?」と不安になりますよね。
実は、第二新卒は、広告代理店の転職と相性が良いのです。よって、転職は可能です。
そのため、この記事で、求められる人材などを理解し、正しい転職方法を学んでください。
目次
広告代理店の業界を理解しよう
広告代理店には、大きく分けて、3つの職種があります。
- 営業
- マーケティング
- クリエイティブ
それぞれ行う仕事内容や求められるスキルが異なるので、注意しましょう。
営業
広告代理店の営業は、主に3つのことを行います。
- クライアントの情報収集
- スケジュール管理
- 予算管理
営業なので、もちろんクライアントから案件をもらってくるのが、主な仕事です。しかし、企画コンペと言って、競合他社の中で競争して案件をとってくることもあります。
企画コンペに必要な情報を収集して、クライアントにプレゼンを行います。そして、無事案件を取れたら、案件の取りまとめ(スケジュール管理・予算管理)を行うのが、営業の仕事です。
求められるスキルとしては、「コミュニケーション能力」はもちろん、「プレゼンスキル」も求められます。
マーケティング
マーケティングは主にこのような業務を行います。
- 企画立案
- データ分析
- 広告効果測定
マーケティングの仕事は、企画コンペでの企画立案やコンペで勝ち抜くためのデータ分析や効果測定などです。
広告代理店の頭脳とも呼ばれており、仕事内容はスマートです。
求められるスキルは、「論理的思考力」と「データ分析能力」です。かなり専門的なスキルを要求される場合がありますので、マーケティング志望の方はスキル向上に励む必要があります。
クリエイティブ
クリエイティブの仕事内容は以下の通りです。
- デザインを作成する
- コピーを書く
- 制作を取りまとめる
割と技術よりの仕事内容ですね。広告デザイン・広告文章を考えたり、どの芸能人を起用するかなどを決める仕事です。
求められるスキルは、「デザインソフトを使いこなすこと」や「顧客のコンセプトに合わせて落とし込む能力」が必要です。答えがない課題に取り組むので、面白い仕事ではあります。
求められる人物像
広告代理店に転職するためには、求める人物像を理解する必要があります。
広告業界で求められる人物像は、以下の通りです。
- 答えのない課題に取り組める
- トレンドに敏感な
- 体力的にも精神的にもタフ
これらの特徴を面接でアピールすると好印象を与えることができます。
それぞれ解説していきます。
答えのない課題に取り組める
広告代理店の仕事をする上では、答えのない課題に取り組めるかが重要になってきます。
・顧客に好印象を与えるプレゼンとは?
・最も効果のある広告は何か?
・どの媒体から広告を出すべきか?
などなど、答えのない課題を解決させなければいけません。
私も社会人時代には、答えのない課題に直面したことがありますが、心身ともに疲弊しました。なぜなら、何をやっていいのかわからないので、不安になり、精神が消耗します。また、どれだけ頑張っても報われないことの方が多いです。
そのため、答えのない課題に取り組めるような強いモチベーションが必要になります。
トレンドに敏感
広告をより多くの人に見てもらうことが重要です。
流行りの物やトレンドになっている物を取り入れることで、多くの人に興味関心を持ってもらえます。
そのため、広告代理店に転職するためには、トレンドに敏感である必要があります。
体力的にも精神的にもタフ
広告代理店業界は、競合他社との競争が激しく、企画コンペに勝つために長時間労働を強いられるケースが多いです。
忙しい時には、休日出勤も当たり前の状態になっているので、心身ともにタフである必要があるでしょう。しかし、最近では、働き方改革の導入により、長時間労働を制限している会社も増えています。
広告代理店業界に入りたいけど、長時間労働はしたくない方は、よくリサーチしましょう。
広告代理店に転職する方法
人気がある広告代理店業界ですが、正しい転職活動をすれば、転職は可能です。次に、広告代理店に転職する方法を解説します。
前職の経験をアピールしよう
ここでは、前職が「前職が広告代理店だった場合」と「前職が他業種・未経験だった場合」を分けてお話しします。
前職が広告代理店だった場合
前職が広告代理店だった場合は、前職の実績をアピールすることが有効でしょう。
某化粧品メーカーの企画コンペで案件を勝ち取った実績があります。その時、マーケティングとしてアサインしていたので、「データ分析・企画立案」には自信があります。
このように言えればOKです。
前職が他業種・未経験である場合
次に、前職が「他業種・未経験である場合」について説明します。
やることはそんなに変わりません。しかし、他業種・未経験なので、直接アピールすることはできません。
なので、前職の能力が広告代理店でどのように生かされるかをアピールします。
【営業志望】:前職では、不動産の営業をしていて、営業実績はチームNo.1でした。なので、コミュニケーション能力や行動力には自信があります。
【マーケティング志望】:前職では、コンサルタントとして、データ分析から提案まで行っていました。なので、データ分析スキルと企画提案には自信があります。
【クリエイティブ志望】:前職では、WEBデザイナーをしていて、デザインソフトやWEB広告に精通しています。なので、クリエイティブ部門で活躍できる自信があります。
部門ごとにアピールすることが書いてみました。本質は、「前職の経験からどのように活かせるか」です。
広告代理店業界と言っても、様々な職種に分かれています。自分のスキルにあった部門を志望すれば、転職成功率は上がります。
転職エージェントと面談する
自分だけでは転職活動に限界があります。
1人で自己分析や業界研究をするのは、大変だしコスパ悪いです。そんな時には、転職エージェントに頼るのがオススメです。
転職エージェントなら、広告代理店に詳しい人に転職アドバイスも受けることもできますし、自分に足りないところも客観的に分析してくれます。
第二新卒の場合、初めての転職活動の人が多いと思うので、自分だけでやるよりも転職のプロに手伝ってもらうのが無難です。
第二新卒におすすめの転職エージェントは、以下の記事に詳しく記載しています。
>>第二新卒向け転職サイト・転職エージェントを紹介【他業種転職OK】
第二新卒と広告代理店は相性が良い
実は、第二新卒と広告代理店業界は相性が良いです。そのため、転職は可能です。
広告代理店業界の特徴は、以下の通りです。
- 人材の流動が激しいので、採用に積極的
- 心身ともに辛い職場であり、若手が欲しい
広告代理店の転職は難しいから行動に移さないのは、もったいないですよ。
人材の流動が激しいので、採用に積極的
広告代理店は、人材の流動が激しいです。そのため、常に採用には積極的です。
また、社会人経験があり、研修コストが下げられるので、第二新卒はめちゃくちゃ需要があります。広告代理店といえど、人員確保には注力しています。
求められる人材に合致すれば、第二新卒の転職も難しくありません。
心身ともに辛い職場であり、若手が欲しい
広告代理店は、長時間労働と質の高い仕事が求められます。そのため、若手社員を欲しいと思っている会社は多いです。
また、20代・30代の社員は、独立したり他業種への転職をしたりするので、第二新卒でも人員の確保のため、転職が容易になります。
とはいえ、人気な業界でもあるので、ちゃんとした転職対策は必須です。しかし、新卒から入るよりもハードルが低くなっているので、第二新卒からの転職はオススメです。