仕事のミスはなるべく早く報告したほうが良い【信用を失います】

今回は、「仕事のミスはなるべく早く報告したほうが良い」と言うテーマでお話しします。

この記事は、このような人に読んで欲しいです。

  • 仕事のミスを早く報告できない人
  • 早めに報告しなくても良いと思っている人

「仕事のミスをなるべく早く報告する」と言うことは、社会人であれば当たり前のように知っていることです。しかし、実際にできない人が多いのも事実です。

それには、多くの要因があると思っています。「早く報告する理由がわからない」や「報告した後に怒られるのが怖い」など様々です。

それらを差し引いても、早めに報告するべきです。

まずは、ミスを早く報告したほうが良い理由について、説明します。

ミスを早く報告したほうが良い理由

ミスを早く報告したほうが良い理由は、たくさんあります。

その中でも、主に3つ紹介します。

  • 早くリスケができるから
  • 早くお客さんに説明するため
  • 後続作業でミスが見つかると、大きな手戻りになるから

それぞれ説明します。

早くリスケができるから

まずリスケの意味を書いておきます。

リスケとは、リスケジュールの略であり、「スケジュールを立て直す」と言う意味です。

ミスをすれば、必ずスケジュールにズレが生じます。早めに報告することで、早めにリスケすることができるのです。

逆に、報告が遅いと、その分だけリスケが遅くなるので、プロジェクトの進捗が悪くなってしまいます。

早くお客さんに説明するため

仕事をする際には、必ずと言っていいほど、お客さんが存在するわけです。

お客さんが「法人」なのか「個人」なのかは関係なく、ミスがある場合には早めにお客さんに説明する責任があります。

ミスが発覚してから説明するまでの期間が長くなればなるほど、お客さんからの信用がなくなってしまうので、早めにお客さんに説明する必要があります。

後続作業でミスが見つかると、大きな手戻りになるから

後続作業でミスが見つかると、大きな手戻りになるからです。最初の工程でミスが発覚すれば、その工程の修正だけで済みます。

しかし、後続の作業でミスをすると、「どこに障害があったのか」、「どこから間違っているのか」が判断しにくくなります。

そのため、余計な手戻りがなくなるので、早めに報告するようにしましょう。

隠していたミスがバレたら・・・

ミスを報告することは、とても勇気のいることですよね。しかし、早く報告しないと、いろんな人の迷惑になります。

次に、隠していたミスがバレたら、どんなことが起きるかを説明したいと思います。

納期を延期する必要がある

隠していたミスが後々になって見つかった場合は、今後の対応が立てにくくなるのです。

「スケジュールの見直し」、「お客さんへの説明」、「原因解明」と様々なことをしなければなりません。

ミスの発見時期が納期の直前だった場合は、延期するしかなくなるのです。そのため、早めに報告すれば、対応も立てやすくなるのです。

同僚やお客さんからの信用を失う

ミスを報告せずにバレた場合、同僚やお客さんからの信用を失います。また、隠していた期間が長ければ長いほど、信用がなくなります。

同僚やお客さんから見たら、「なんでもっと早く言わないの?」となるからです。

1人で仕事しているわけではなく、どんな仕事にも相手がいます。一緒に仕事をしている人からの信用を失わないように、早めにミスを報告しましょう!!

後々ミスが見つかると、原因がわからなくなる

そして、これが一番厄介です。ミスの報告が遅れることで、どこから直したら良いかわからなくなるのです。

IT系の人は、特に注意してください。

例を挙げて説明します。

そもそも、要件定義から間違っているのに、開発をしてしまい、テストで落ちると言うケースが多くあります。

もちろん、テストで落ちるので、開発からやり直しになるわけですが、開発は間違っていません。

いろいろ考えた結果、要件定義から間違っていることがわかった。

大袈裟に言っているかもしれませんが、本当によくあることです。最初から間違っているのに、そのままにしたことで、最終工程のテストで間違っていることがわかり、最初からやり直し・・・

最初の工程をちゃんとしていれば、防げたことですよね。それによって、多くの人に迷惑をかけるわけです。

そのため、早めの報告を心がけましょう。

報告は怖いが、気にしないで!

ミスを報告することは誰も怖いと感じるものです。私も当時は、ミスを報告することが嫌で仕方がありませんでした。

しかし、「気にしないでください!!

ミスは誰にでもあることです。

ミスをしない人間なんていません。偉そうにしている上司だって、ミスの1つや2つあるでしょう。

みなさんの知っている偉人でさえ失敗をたくさんしています。

「ウォルト・ディズニー」でさえ、多くの失敗をしています。彼は、勤めていた新聞社を解雇されています。また、起業した会社を三度も倒産させています。今や知らない人がいないほどの偉人でも多くの失敗をしているのです。

なので、ミスをしても気にしないようにしましょう!!

怒られても、気にしないでください

しかし、上司たちは自分のことを棚に上げて、叱り付けてきます。

でも、気にしないでください。怒られている時は、まだ相手にしてもらえている証拠です。

本当に見込みがない人には、仕事を与えません。なので、「怒られている=見込みがある」と捉えて、頑張りましょう!

報告しやすい良い環境づくりをしよう

どうしても怒られたくない場合には、「報告しやすい良い環境」を作りましょう。しかし、その環境をするためには、普段から様々な努力が必要です。

次に、どのような努力なのかを説明します。

普段から同僚とコミュニケーションをとる

普段から同僚とコミュニケーションをとることで、ミスを報告しやすい雰囲気を作っておきましょう。仲良くなった上司であれば、少しは報告しやすいです。

また、にコミュニケーションをとっていると、自分を気にかけてくれるので、ミス自体も減るでしょう。

まずは、報告しやすい相手を作ることから始めましょう!!

同僚のミスをカバーする

また、同僚のミスをカバーしておくと、自分がミスした時も、報告しやすくなります。

「あなたのミスをカバーしたんだから、大目に見てよね!!」と言った具合になります。

たまに、同僚のミスを指摘する人がいますが、やめておきましょう!自分がミスした時も同じことをされる恐れがあります。

つまり、返報性の原理を利用するのです。

返報性の原理とは、「他人からの施しを受けた時に、自分もお返しをしようと思うこと」を指します。

相手に優しくされたかったら、相手に対して優しくなろう!!と言うことです。

まとめ

今回は、「仕事のミスはなるべく早く報告したほうが良い」と言うテーマでお話ししました。

隠していたミスがバレた場合に、どんなことが起きるのかを話したことで、早めに報告をしたほうが良いと納得していただけたかと思います。

また、ミスを報告して怒られても気にしないでください!誰でもミスをしてしまうものです。重要なのでは、ミスを活かして、ミスを減らすことです!!

そして、ミスを報告しづらい場合は、ミスを報告しやすい環境づくりから始めましょう。

そのためには、相手のミスも許してカバーする器量を見せる必要があります。大変だと思いますが、普段の心がけが、いつか自分に返ってきます。

みなさんも試してみてください。