今回は、「高卒にも第二新卒はあるのか?」と言うテーマでお話しします。
この記事は、このような人に読んでほしいです。
・高卒にも第二新卒があるのか気になる人
・高卒×第二新卒の転職ノウハウを知りたい人
第二新卒とは、「新卒3年以内に転職すること」を指します。
しかし、大卒に使われることが多いため、「高卒でも第二新卒はあるのか?」と言う疑問が出てきます。
また、「高卒×第二新卒」の転職は、しっかり対策しないと採用されない場合があります。そのため、正しい転職方法を知る必要があるでしょう。
この記事では、「高卒でも大卒はあるのか?」と言う疑問を解決し、「高卒×第二新卒の転職方法」を紹介していきます。
目次
高卒でも第二新卒はあるのか?
先ほども言いましたが、第二新卒とは、「新卒3年以内に会社を辞めて、転職をすること」です。
そのため、高卒であっても、新卒3年以内は「第二新卒」に該当します。つまり、高卒でも第二新卒はあります。
もちろん、第二新卒の定義は、会社ごとに違うことがあるので、各自で募集要項をチェックしましょう。
第二新卒の転職状況
次に、第二新卒の転職状況を見てみましょう。
以下の表は、厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月)」より引用したものです。
学歴 | 離職割合 |
---|---|
中卒 | 64.1% |
高卒 | 39.3% |
短大卒 | 41.5% |
大卒 | 31.8% |
この表を見て分かる通り、高卒・短大卒・大卒の離職率は「3割〜4割」程度です。つまり、新卒の3人に1人が転職していると言うことです。
そのため、「新卒3年目で会社を辞めたけど大丈夫かな?」と不安になる必要はありません。むしろ、第二新卒は転職市場では需要が高いので、しっかり転職活動を行えば成功するでしょう。
第二新卒で転職するメリット・デメリット
第二新卒で転職する際のメリット・デメリットについて説明します。
第二新卒で転職するメリット
第二新卒で転職するメリットとして、以下のことが挙げられます。
[box05 title=”第二新卒で転職するメリット”] ・研修コストがかからない。・挫折経験があり、新卒より離職率が低い。
・環境適応能力が高い。
[/box05]
若い人材は、どの会社も欲しているため、第二新卒の需要は高いです。また、一度社会の辛さを味わっているので、転職後の離職率は新卒に比べて低いです。
第二新卒は、社会人に必要な能力が身についているので、新卒よりも研修コストもかからないため、資金力のない企業でも雇いやすいです。
第二新卒で転職するデメリット
第二新卒で転職するデメリットとして、以下のことが挙げられます。
[box05 title=”第二新卒で転職するデメリット”] ・またすぐに辞めてしまうか心配になる。・即戦力が見込めない。
[/box05]
新卒で入社した会社を3年以内に辞めているので、「すぐに会社を辞める人」と言うレッテルを貼られてしまいます。しかし、面接時に、会社を辞めた理由をしっかり説明すれば問題ないです。
また、社会人経験が浅いため、即戦力としては見込めないでしょう。これについては、しょうがないところもあります。謙虚な姿勢で仕事を教えてもらうことが重要です。
高卒が第二新卒で転職する方法
高卒が第二新卒で転職する方法として、以下のような方法があります。
・求められる人物像になる
・履歴書をちゃんと書く
・面接対策を徹底する
・転職エージェントに相談する
求められる人物像になる
「第二新卒に求められる特徴」として、以下の要素があげられました。
[box05 title=”第二新卒に求められる特徴”] ・誠実であること・学習意欲が高いこと
[/box05]
もちろん、すぐにこの2つを能力を身につけることは難しいと思います。しかし、履歴書や面接では、これらをアピールすると効果的です。
履歴書をちゃんと書く
面接をするためには、履歴書の書類審査を突破するしかありません。そのため、しっかり書く必要があるでしょう。
以下のことを意識して履歴書を書きましょう。
[box05 title=”履歴書の書き方”] ・履歴書を使い回さない。・履歴書の見栄えも気にしよう。
[/box05]
以上のことを抑えて、採用担当者に良い印象を与える履歴書を作成しましょう。
面接対策を徹底する
書類審査に突破した後は、面接対策を行う必要があります。
第二新卒の面接の場合、あまり技術的なことは聞かれないでしょう。むしろ、これからどれだけ伸びるかという「ポテンシャル」を重視されます。
そのため、ポテンシャルをアピールしましょう。
[box05 title=”面接対策について”] ・謙虚な姿勢で受け答えをする。・志望度が高いことをアピールする。
・ポジティブな志望動機を言う。
・前職の悪口を言わない。
[/box05]
以上、4つを持っていることをアピールできれば、転職成功率は上がるでしょう。
転職エージェントに相談する
そして、転職エージェントに相談することが大切です。
転職エージェントは、転職のプロであり、転職について熟知しています。そのため、強い味方になってくれます。
転職エージェントには以下のようなことを相談すると良いでしょう。
[box05 title=”相談すること”] ・志望の会社に転職するために、足りない能力を教えてほしい。・高卒歓迎の会社を教えてほしい。
[/box05]
また、転職エージェントは何を使えば良いかと聞かれますが、基本は「複数登録すること」が良いでしょう。また、その中でもメインで使うのは、志望の業界に精通しているエージェントがいるところにしましょう。
第二新卒におすすめの転職エージェントは、以下の記事に詳しく記載しています。
>>第二新卒向け転職サイト・転職エージェントを紹介【他業種転職OK】
転職する際によくある質問
転職する際に、よく質問されることをまとめたので、興味のある方は読んでみてください。
・年収を上げるにはどうしたら良いか?
・業界研究は必要なのか?
年収を上げるにはどうしたら良いか?
年収を上げるための行動は、具体的に2つあります。
[box05 title=”年収を上げるための行動”] ・給与交渉を行う・軸ずらし転職を行う
[/box05]
給与交渉を行う
転職先と給与交渉することで、給料UPが見込めます。
しかし、注意点があります。必ず、転職エージェントに協力してもらいましょう。
本人が直接、転職先の採用担当者と給与交渉をすることは、かなりリスクのあることです。最悪、印象を悪くしてしまい、不採用になってしまいます。
そのため、転職エージェントに相談して、自分の適切な市場価値を算出してもらい、適切な給料を提示しましょう。
給与交渉について詳しく書いてある記事があるので、ご参照ください。
>>第二新卒の転職で給与交渉はできるの?【転職エージェントを頼ろう】
軸ずらし転職を行う
2つ目の方法が、「軸ずらし転職」を行うことです。軸ずらし転職とは、「待遇が高水準の業界に転職する手法」です。
具体的に、例を挙げて説明します。
「IT業界のシステムエンジニア」が、「金融業界の社内SE」や「ITコンサル」に転職することです。
「IT業界」より待遇の良い「金融業界」や「コンサル業界」に転職することで、容易に待遇の良い仕事をすることができる。
大きなスキルアップをせずとも、業界を変えることで希少価値がつくので、市場価値を上げることができます。
具体的には、以下の記事に書いてあります。
>>第二新卒の転職で年収アップさせる方法【軸ずらし転職がオススメ】
業界研究は必要なのか?
「業界研究は必要なのか?」と言う質問がありますが、「もちろん、必要です」
なぜかと言うと、業界全体を知ることで、自分に合う仕事が探しやすくなります。また、転職後のギャップも埋められます。
具体的な方法は、以下の通りです。
[box05 title=”業界研究の進め方”] 1.四季報や新聞を読む。2.企業ホームページでリサーチする。
3.転職イベントで気になった社員に話しかける。
[/box05]
以上の手順に進めていくと効率よく、業界研究ができるでしょう。また、同時並行で自己分析を行うと、自分に合う会社が見つけやすくなるので、オススメです。
詳しくは以下の記事で記載しています。
>>【第二新卒向け】転職を成功させる業界研究のやり方を紹介
まとめ
今回は、「高卒にも第二新卒はあるのか?」と言うテーマでお話ししていきました。
内容とまとめていくと、こんな感じです。
・高卒でも新卒3年以内に転職すれば、「第二新卒」に該当する。
・第二新卒のメリット・デメリットを理解して、転職活動に取り組む。
・高卒×第二新卒に合った転職エージェントを活用して、有利に転職を進める。
以上のことを抑えて、転職活動を成功させましょう!