今回は、「ハローワークと転職エージェントを比較」というテーマでお話しします。
この記事は、このような人に読んで欲しいです。
・ハローワークと転職エージェントはどう違うの?
・ハローワークと転職エージェントはどちらを使った方が良いのか?
ハローワークと転職エージェントはどちらも求人探しに活用されていて、違いがわかりづらいです。
この記事では、ハローワークと転職エージェントの違いを解説し、どちらを使った方が良いのかをお話しします。
目次
ハローワークの特徴
ハローワークとは、通称「公共職業安定所」のことであり、国が運営しています。
正社員の求人だけでなく、パートや派遣など様々な求人が揃っています。また、仕事探し以外にも、「失業保険の申請」や「職業セミナー」なども行っています。
ハローワークの業務内容
ハローワークの業務内容は以下の通りです。
・希望に沿った求人を紹介する
・キャリア相談をする
・仕事に就けない人向けに、職業訓練を行う
・転職活動の支援
・失業保険の申請を行う
・職業セミナーを開催する
業務内容だけでは、転職エージェントとの大きな違いは見られませんね。
強いていえば、失業保険の受給申請など国の仕事も少しカバーしているくらいでしょう。
ハローワークのメリット
[box05 title=”ハローワークのメリット”] ・求人数が多い・地域にあった転職ノウハウがある
・キャリア面談だけでなく、職業訓練を受けられる
・若者やワーママ向けのサービスも充実している
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求人数が多い
全国で100万件以上の求人が揃っていて、様々な業界・業種の求人から仕事を探すことができます。
求人が多いということは、選択肢の幅が広がるので、自分に合った求人を探しやすくなるというメリットがあります。
地域にあった転職ノウハウがある
地域ごとにハローワークの施設があるので、地域特有の転職市場を把握している。また、地元の優良中小企業なども紹介してもらえます。
UターンやIターン転職では、大手転職エージェントよりも役に立つことがあります。
キャリア面談だけでなく、職業訓練を受けられる
キャリア面談だけでなく、職業訓練が受けられます。
費用は、テキスト代のみかかり、受講料は無料です。そのため、安価で職業訓練を受講することができます。
職業訓練の内容は以下の通りです。
・オフィスビジネス科(ワード、エクセル)
・PCデザイン科(デザイン系ソフト)
・介護サービス科(介護業務)
以上は、茨城の職業訓練内容になります。地域ごとに異なる可能性があるので、注意してください。
若者やワーママ向けのサービスも充実している
若者やワーママに特化したサービスもあります。
ワーママには「マザーズハローワーク」、若者向けには「わかものハローワーク」があり、専門のキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれます。
ハローワークのデメリット
[box05 title=”ハローワークのデメリット”] ・ブラックな求人がある・キャリアアドバイザーの質が悪いこともある
・主体的に転職活動をする必要がある
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ブラックな求人がある
ハローワークの求人掲載は、審査が甘いため、ブラック企業の求人も混ざっている可能性が高いです。
転職エージェントの求人に比べると、審査が緩いことから、嘘の情報を掲載している企業もあるので、注意してください。
キャリアアドバイザーの質が悪いこともある
ハローワークのキャリアアドバイザーは、非正規社員が多いことから、業務スキルにバラツキがあります。
最近では、キャリアコンサルタントという資格があり、経験が浅い社員でも能力があることもあります。
しかし、転職エージェントのキャリアアドバイザーと比べると見劣りしてしまいます。
主体的に転職活動をする必要がある
ハローワークは基本、転職活動を促すようなことは行いません。なので、主体的に行動しないと、何も起きないです。
そのため、自分で行動に移さないと転職活動で苦戦してしまいます。
転職エージェントの特徴
対して、転職エージェントは民間企業が運営しています。
総合型大手エージェントから業界特化型の中小エージェントまで様々です。
ハローワークと比べると、求人数は少ないものの、質の良い求人や能力の高いキャリアアドバイザーが常駐しているので、安心安全に利用することができます。
転職エージェントのメリット
[box05 title=”転職エージェントのメリット”] ・求人の質が高く、ホワイト企業を探しやすい・キャリアアドバイザーの質が高い
・業界に特化した転職支援を受けることができる
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求人の質が高く、ホワイト企業を探しやすい
転職エージェントの求人は質が高く、ホワイト企業が探しやすいです。
転職エージェントに掲載されるには、厳しい審査を通らなければいけません。また、企業は転職が成約されるたびに、転職エージェントに高額な紹介料を支払わなければいけません。
そのため、転職エージェントに掲載されている求人は、「厳しい審査を通過した資金力のある企業」が多いのです。
キャリアアドバイザーの質が高い
転職エージェントは民間企業が運営しているため、業績を残さなければいけません。そのため、キャリアアドバイザーの質を上げるための教育が充実しています。
また、キャリア面談や履歴書添削、面談対策も質が高いため、転職成功率もグッと上がります。
業界に特化した転職支援を受けることができる
業界特化型転職エージェントも出てきているため、専門的な職業に転職したい場合でも、業界知識に精通したキャリアアドバイザーに支援してもらえます。
また、キャリアアドバイザーと採用担当者の間で深いコネクションが形成されているので、非公開情報なども共有してくれます。
転職エージェントのデメリット
[box05 title=”転職エージェントのデメリット”] ・自分のペースで転職活動できない・しつこく求人を紹介される
・キャリアアドバイザーの相性が悪いことがある
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自分のペースで転職活動できない
転職エージェントでは、登録後にキャリア面談を設けられたり、履歴書添削などがあり、自分のペースで転職活動を行うことができません。
求人探しも受動的なので、楽といえば楽ですが、主体的に動けないところはデメリットだと思います。
しつこく求人を紹介される
転職エージェントでは、転職成功させることで業績が上がります。そのため、求職者の希望に沿わない求人をしつこく紹介される可能性もあります。
もちろん、そんなキャリアアドバイザーは少ないですが、自分の業績を重視してしまう人がいることも事実です。
キャリアアドバイザーの相性が悪いことがある
そして、転職を成功できるかどうかのカギを握っているのは、「キャリアアドバイザーとの相性」です。
相性が悪いキャリアアドバイザーと組まされることもあり、1人で活動した方がマシという事態に陥ります。
相性の悪いキャリアアドバイザーと組まされた場合は、変更してもらうか違う転職エージェントを利用することをお勧めします。
ハローワークと転職エージェントを比較してみると・・・
今までの話を整理すると、このような結果になりました。
ハローワーク | 転職エージェント | |
気軽さ | △ | △ |
求人の質 | △ | ◎ |
転職実績数 | ◎ | ◎ |
キャリア相談 | △ | ◎ |
転職対策 | △ | ◎ |
利用料 | ◎(無料) | ◎(無料) |
ハローワークと転職エージェントを比べると、やはり「求人の質」、「キャリア相談」、「転職対策」が大きく違ってきます。
よって、「転職エージェントを利用した方が良い」という結果になりました。
もちろん、ケースバイケースであり、「Uターン・Iターン」など地域限定の転職でしたら、ハローワークを利用する価値はあると思います。
しかし、キャリアアドバイザーの質やサポートの充実さなどを考慮すると、転職エージェントが優勢だといえます。
まとめ
今回は、「ハローワークと転職エージェントを比較」と言うテーマでお話ししました。
要点をまとめると、以下の通りです。
・ハローワークは、Uターン・Iターン転職い便利
・転職エージェントの方が、アドバイザーの質・サポートの充実度
・転職エージェントを活用して、有利に転職活動を進めよう
以上のことを抑えて、転職を成功させましょう!