今回は、「Amazonの注文履歴流出騒動から学ぶべきこと」について、お話ししていこうと思います。
アマゾンといえば、グーグル、アップル、フェイスブックに並ぶアメリカの四大企業の一つです。
しかし、この度、アマゾンが運営しているサイトやアプリから注文履歴が流出してしまう不具合が出てしまいました。
しかし、それだけでなく、ユーザーへの対応も不誠実であったことが問題になっています。
このニュースから我々も学ぶべきことがあると思い、記事にしました。
まずは、注文履歴流出とその後の対応について説明したいと思います。
注文履歴流出騒動について
まずは、不具合の詳細について説明します。
不具合の詳細について
9月26日〜27日、「他人の注文履歴や氏名・住所が閲覧できてしまう不具合」が発生しました。
アマゾンのサイトから「注文履歴」をみた際に、他人の注文履歴や氏名・住所などが閲覧することができてしまいました。
氏名・住所などの個人情報が流出してしまうことも大問題ですが、注文履歴を他人に見られることで、自分の趣味趣向を知られてしまうため、問題視する声が上がっています。
不誠実だった要因
アマゾンは、メディアの問い合わせに対し、このように回答しております。
通常の対応
通常、このような情報流出があった場合、以下の3つのことを早急に行う必要があるのです。
- 被害の拡大を防ぐ
- ユーザーに向けて、不具合の詳細と規模感を明らかにする
- 謝罪をして、再発防止策を展開する
今回の騒動については、「被害の拡大を防ぐ」しか行なっておりません。
そのことから「不誠実だ」と言われてしまっているのです。
ユーザーの怒りや不安が募る
いまだに、「不具合の詳細や流出規模が展開されていないこと」、「不具合について認識していたのに、サービスを続けていたこと」について、ユーザーからの怒りや不安があります。
これに対して、アマゾンの回答はこのように回答しています。
個人情報流出騒動から学ぶこと
この騒動で、多くのユーザーに精神的なダメージを与えたことでしょう。
個人情報を扱っている方は、アマゾンの二の舞にならないように、以下のことを学んでいきましょう。
- 個人情報を扱っていることに責任感を持つ。
- 詳細と規模感を早急に展開する。
- 謝罪して、再発防止策を講じる。
個人情報を扱っていることに責任感を持つ
何と言っても、「個人情報を流出させないことが一番」です。
流出を未然に防ぐためにも、心得ておかなくてはいけないことがいくつかあります。
- 資料や情報を外部に持ち込まない。
- 上司や同僚にレビューをしてもらう。
- 不要な資料はシュレッダーで処分する。
どれも基本的なことですが、これらを行うことで、個人情報流出を未然に防ぐことができます。
詳細と規模感を早急に展開する
個人情報が流出してしまった後に、どう対処するかの方法です。
まずは、正直に、関係者に「情報流出の詳細」と「どのくらいの情報が流出してしまったのか」を伝える必要があります。
これを行うことで、関係者との信頼関係を失墜させないで済みます。
そもそも個人情報の流出で信頼は下がってしまいますが、早急に展開したのか、先延ばしにしたのかで、今後の信頼関係が変わってきます。
なので、このようなことがあった場合は、早急に展開することをオススメします。
謝罪をして、再発防止策を講じる
もう、個人情報を流出させてしまったことはしょうがありません。(ほんとはダメですが・・・)
素直に謝罪をして、今後の行動を考えることに全力を尽くしましょう。
素直に謝罪をすれば、意外と関係者は許してくれるものです。
誰にでも間違いはあります。
間違った後は素直に謝りましょう!!
次も同じような間違いをしないように、「なぜこのようなことが起きたのか」、「どうすれば防げたのか」を考える必要があります。
そして、同じ間違いをしないように対応策を講じましょう。
アマゾンの問題点を考察
個人情報流出は絶対に起きてはいけないものです。
しかし、間違いは誰にでもあり、それは大企業でも同様です。
ただ、今回のアマゾンの問題点は、流出自体よりもそのあとの対応に問題があったと考えられます。
今後の対応が、ユーザーに対して、誠実なものであれば、こんなに大騒ぎすることもなかったと思います。
やっぱり誠実さは大切です
なんども言いますが、完璧な人間・企業なんていません。
何度かは間違いもあります。
しかし、間違えた時に、「素直に謝れるか」、「誠実な行動が取れるか」で、その人が決まると思っています。
私を含め、皆さんも何か間違った場合は、素直に謝るようにしましょう!!