今回は、「人生100年時代の働き方を解説します」と言うテーマでお話ししていきます。
この記事はこのような人に読んで欲しいです。
- 今後の働き方を模索している人
- 定年後はどうしようか悩んでいる人
人生100年時代とは、「100歳まで生きることが当たり前の時代」のことを指します。
もちろん、全員が100歳まで生きるわけではありませんが、今後は相当多くなることはまちがいないでしょう!
人生100年時代の背景には、「医療の進歩」、「生活習慣の改善」などがあります。医療の進歩により病気で亡くなりにくくなったり、生活習慣の改善により病気になりにくくなったことが、長生きの理由となっています。
しかし、長生きできることは、「恩恵」だけではありません。働き方次第で「災厄」になる場合もあるのです。なぜかと言うと、長生きすると言うことは、定年退職から亡くなるまでの期間が長くなると言うことです。
そのため、お金に苦しむ期間が長くなる可能性があります。しかし、みなさんには、長生きを「災厄」と捉えて欲しくありません。
そのため、この記事を読んで、働き方を見直してもらって、どうか長生きを「恩恵」にしてもらいたいです。
目次
働き方の見直し
まずは、長生きを「恩恵」にするためには、働き方の見直しをする必要があります。
どのように働き方を見直すのかを説明します。
3ステージ制からマルチステージ制へ
現在は、「教育・労働・引退」の3ステージ制でした。
4年制大学卒業の方は、6歳〜22歳を「教育」として、22歳〜65歳を「労働」として、65歳〜亡くなるまでを「引退」と定義していました。
しかし、人生100年時代では、「引退」のステージだけが極端に長くなってしまいます。
もちろん、会社の定年が延びることもありますが、今後のトレンドはむしろ「早期退職」なので、定年が延びることは考えにくいです。
そのため、65歳からの金銭問題が深刻になってしまいます。
定年後も働き続けよう
今後は、65歳から働き続けることが大切になってきます。
長生きをしてしまうことで、定年退職から亡くなるまでの期間が長くなるので、貯金と年金だけでは、まかないきれない場合があります。
そのため、定年後も働き続ける必要があるのです。
マルチステージへの移行
どうせ、亡くなるまで働き続けることになるなら、「教育・労働・引退」を柔軟に入れ替えることをおすすめします。
「労働ステージ」を22歳から80歳まで固定するのではなく、その間に35歳から38歳までは新たな知識を身につけるため、「教育ステージ」にシフトすることもアリだと思います。
今後はさらに技術の進歩が激しくなります。10年経てば全く新しい技術が出回るため、我々に求められるスキルも更新しなくてはいけません。
そのため、1つの仕事を続けているよりも、自分の価値を保つことかできるのです。
長期休暇をとり、自己研鑽をする
また、長期休暇をとり、自己研鑽に励むのも大切になってきます。
長期休暇と言っても、1週間〜2週間程度ではありません。3ヶ月から半年くらいの長期にわたる休暇のことを言っています。
その間に、短期留学に行ったり、海外旅行で普段体験できないことをしたり、すると人生が豊かになるでしょう。
こんなことを言うと、だいたいこんな意見をいただきます。
「3ヶ月から半年も休めるわけないじゃん!!」
もちろん、会社によっては、長期休暇を許してもらえない場合もあります。その時は、思い切って会社を辞めましょう!!
レールから外れても問題ない
健康でいる内は、働き続けなければならないので、100年のうちの半年間くらい仕事をしなくても何ら問題ありません。
確かに、今の日本では、一度レールから外れると、復職することは困難になります。しかし、仕事を選ばなければ簡単に働くことができますし、選り好みしたいならスキルを磨くことで良い転職先に就くこともできます。
また、会社に転職しなくても、自分でビジネスを起こすことも可能なので、選択肢は無限にあります。
家庭の在り方を変える
また、「働き方」だけではなく、「家庭の在り方」も変える必要があります。
「男性が外で働き、女性が家庭を守る」を変える
昔は、「男性が外で働き、女性が家庭を守る」と言う考え方が主流でした。しかし、女性の社会進出から「男女ともに働く」時代になりました。
もっと言うと、これからは、「男女ともに家庭を支える」時代になると思います。
前に説明しましたが、働き方を見直す際に、「労働ステージ」の間に「教育ステージ」を入れて、新たなスキルを身につけると良いと述べました。しかし、旦那が「教育ステージ」に移行した時に、妻が専業主婦だったら、金銭的に問題が生じます。
そのため、「男女関係なく、金銭的に支え合うこと」が重要になります。
国や会社に依存しない
国や会社に依存しないことも大切です。国や会社は、みなさんを守ってくれるとは限りません。
そのことについてお話ししたいと思います。
年金をあてにしない
まず、「年金をあてにしてはいけない」と言うことです。近年、年金制度が崩壊すると言われています。
その理由として、年金受給者を支える労働人口の減少によるものです。本当に年金制度が崩壊するかどうかはわかりませんが、年金の減額は間違い無いでしょう。
そのため、私たちは、年金をあてにするのではなく、それ以外の収入で生活を支える必要があります。
会社以外での収入源を増やそう
また、会社に依存することは、とてもリスクがあります。
今では、「キリン」や「トヨタ」などの大企業までもが、「早期退職」を促しています。
そのため、定年まで勤めることが困難になるでしょう。
つまり、会社の収入だけをあてにしていると、収入が途絶えるリスクがあると言うことです。そのため、会社以外の収入源を確保する必要があります。
選択肢の1つに副業が挙げられます。しかし、副業を禁止している会社も多いです。
副業禁止は無視しよう
副業禁止を謳っている会社がありますが、無視しましょう。どうしても、気になる場合は転職もアリです。
いつまでも、会社が守ってくれるわけではないのであれば、「自分たちも会社の言うことを真面目に聞くこと」はバカバカしいと思いませんか?
もちろん、会社にとって直接不利益になることはオススメしません。
副業をしてもバレない
そもそも副業はそう簡単にバレません。バレるとしたら、税金を納める時ですが、副業の収入を「普通徴収」にすれば問題ありません。
「普通徴収」とは、「自分で役所に税金を納めること」を指します。会社員であれば、会社が税金を納めてくれているので、「特別徴収」に該当します。
もちろん、会社の同僚に言わないようにしましょう。どこで情報が漏れるかわからないので・・・
100年働けるような仕事に就こう
人生100時代では、多くの期間を労働に費やすことになるでしょう。
そのため、今後の仕事探しも考える必要があります。
すきな仕事をするのが勝ち
幻想かもしれませんが、「すきな仕事をするほうが良い」です。長時間働くのであれば、すきなことを仕事にしているほうが、人生が豊かになることでしょう。
もちろん、収入のことを考えると必ずしも「すきな仕事=収入が良い」わけではありません。しかし、私たちは働くために生きているわけではありません。
そのため、収入だけでなく、「自分のすきな仕事かどうか」「自分に向いているか」などを考慮して、仕事探しをすることも大切です。
嫌いじゃない仕事に就こう
しかし、全員が「自分のすきな仕事」に就けるわけではありません。そのため、「嫌いじゃない仕事」に就くと良いでしょう。
自分が嫌いじゃない仕事でかつ、満足した生活を送れる仕事なら、世の中いくらでもあります。
「在宅勤務がしたい」、「収入もそこそこ欲しい」であれば、フリーランスのエンジニアが挙げられます。もちろん、スキルの習得は必須ですが、頑張れば誰でもなれる仕事です。
これからは「嫌ではなく長く働ける仕事」をすることで、長生きを「恩恵」として過ごすことができるのかもしれませんね。